生きている地下住居―中国の黄土高原に暮らす4000万人 (アーキテクチュアドラマチック)



生きている地下住居―中国の黄土高原に暮らす4000万人 (アーキテクチュアドラマチック)

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黄土高原は、風がつくった大地である
黄土高原は、風がつくった大地である。
第四氷河期にゴビ砂漠から北西風が運んできた黄色い砂塵の堆積層は深いところで200メートル。土壌は均質かつ多孔質、数万年の月日で乾燥し切ってる。つまりやわらかく掘りやすく、また掘っても崩れにくい。

自分の住むところをつくるのに、「建てる」のでなく「掘る」人たちがいる。

「掘る建築」は、引き算の建築である。
行うのは、組み立てることでも、運び込むことでも、つけ加えることでなく、ただ取り除くことだ。

黄土高原には、窰洞(ヤオトン)という地下住居がある。人は元の地表から40フィートほど掘り下げたところに住んでいる。遠くから見ると、「家」が全然見えなくて、あちこちから煙が上がってる。ここでは住居は下にあり、田畑は住まいの上にある。農作業のため、人は地表に「上がって」くる。

夏は涼しく、冬は暖かい。

一般住居だけでなく、工場も、学校も、ホテルも、役所も、みんな掘った穴にある。

延安大学の学生寮は、大きな崖一面に掘られた無数の横穴がそれぞれ一室を形成してる。

窰洞(ヤオトン)を「建てる」のに、よそから建材を持ってくる必要がない。そこになかったものを運んできて、地面に突き刺したり、固めたりすることはない。組み立てることもない。

中国語で「就地取材、因材致用」という言葉がある。平たく言うと「現地調達」である。

必要なのは、スコップだけだ(実際は鍬で掘るらしい。)。

黄土高原では、住宅の大きさを表すのに、「4畳半」だとか「何坪」だとか「何平米」だとか、面積で表さない。
「うちには10トンの居間があります」と言ったりする。

大きさは、取り除いた土の量で表すのだ。

黄土高原には、いまも4千万人くらいの人が、「地下人」として暮らしている。

調査された中で一番古い窰洞(ヤオトン)は、杜甫の生家で、1200年ほど前のものである。




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